平成30年3月24日㈯ みんなで防災「ずっと伝える、みんなで伝える」レポート

平成30年3月24日㈯ 東京大田区のライフコミュニティ西馬込を会場に「ずっと伝える、みんなで伝える~あの日の大川の校庭から」を開催しました。

KIDS NOW JAPANではこれまでも、東日本大震災で多くの児童・教職員が犠牲になった大川小学校について考える企画を続けてきました。今回は大川伝承の会共同代表の二人が参加し、「何が起きたのか、何が問題なのか」に加えて、これをどう伝え、何を遺していくかという「伝承」の部分も強調した内容となりました。

今回も様々な立場、世代の約90名が参加しましたが、質疑応答でも活発な意見交換があり、「命」を真ん中に、会場が一体となった会になりました。
あの日から7年が経ちました。大川小のこともそうですが、震災を伝承していく上での、地域や世代の垣根を超えたネットワークの構築も話題となりました。
KIDS NOW JAPANでは、多くの人が3.11に自分事として向き合えるような取組みを続けていきたいと考えています。
誠にありがとうございました。

【参加の皆様からの感想】
◆東京の公立学校で勤務しているので、学校でぜひお話ししていただきたい。
また教職員に話していただきたい。

◆何度も参加させて頂いておりますが、その度に参加して良かったと感じています。
鈴木さんがいらっしゃった今回は、より大川小のことを理解できたと思います。
やはり何回もお話を聞いて、それでもなお分からない点があって、だから私たちは「知る」必要があると感じています。

◆「なぜ伝承するのか」で、なさろうとする事がよくわかりました。
いつ起こるかわからない災害時に、すぐ動けるように、日頃の建前でなく行動を起こせるような自分にしたい。

◆大川小で亡くなった子どもたち、教員たちの命。なぜ亡くならなければ、深く考えさせられた。助かる命だったと私も思います。それが教員の仕事だと思います。
命を守る行動をとれる人になるために、自分で考え、おかしいことはおかしいと言える人にならなければいけないと思いました。

◆日々の防災意識と備えについて改めて反省しました。体験者の方の言葉は重い、説得力あると思いました。学校組織人として子どもを守る、輝かせる…言葉も突き刺さりました。大川小の学校という組織の判断と行動、考えさせられました。子どもも大人も同じ防災知識を!

◆被災地から未災地へ伝えていかなければなりません。

◆大川小学校の校歌のタイトルは『未来を拓く』です。
辛い中、お話しして下さるのは「仕方なかった」ことにしたくない。「想定外だった」からにしたくないからと活動を続けて下さっているからです。
千年に一度の前列がない学校管理下で起きてしまった事故…。
たくさんの失われた小さな命の意味が未来の意味づけへと会場の皆さんと共に願いました。

◆大川小学校は震災遺構に決まりました。学べる環境を作って残す。
50年後にここが何故残ったのかを伝えたいと今皆さんは色々な課題に向かい合われています。

◆防災とは大人も子どもも同じ立場になって、知らない大人が子どもを止めてはいけない。

◆いざと言う時に役立つ教育。一生涯かけて続けていく、ずっと学び続ける教育です。

◆大変貴重でみんなで考えるべきお話を直接聞かせて頂くことができました。とても良く組み立てられたお話で、わかりやすく、事実を明確に伝えて下さったのでとても良く伝わりました。
特に防災とはどういうものなのかということを、当事者の立場と言葉で真剣に伝えて下さいましたので、その必要性が深く記憶に残り、帰宅後、自身の防災の見直しをも行いました。

◆検証委員会のシステムにはとても残念に思います。守るのは立場でなく『命』です ‼️

◆失う前に気づく…。東北ができること。東北のためにできることです。

◆今回も貴重なお話しを伺い、たくさんのことを学ばせて頂きました。敏郎先生、鈴木さん、長田さん、スタッフの皆さんありがとうございました。また小学校へも寄らせて頂きます。

  

  

平成30年3月28日㈬ 育樹活動を行いました。

3月28日、毎年お世話になっている京丹後市の(ゆるボラ)さんが、育樹活動参加の為千年希望の丘に来てくれました。
12才から70才の総勢22名で、約2時間半にわたり除草作業に汗を流しました。
この時期にある程度除草してもらうと夏の取りが楽になるので大変助かります。
ありがとうございました。

平成30年3月24日(土) みんなで防災「ずっと伝える、みんなで伝える~あの日の大川小の校庭から」開催のお知らせ

東日本大震災で大きな犠牲を出した宮城県石巻市の大川小学校。
現在も、国内外から多くの方が訪れます。
私たちは、この出来事をどう伝え、何を遺していけばいいのでしょうか。
前回(12月)は高校生が語ってくれましたが、
今回は、大川伝承の会共同代表二人が参加します。
あの日の事実、そして7年間の経緯にしっかり向き合い、一緒に語り、考えましょう。
皆様の参加をお待ちしています。 

主 催:NPO KIDS NOW JAPAN

協 力:一般社団法人スマートサバイバープロジェクト/小さな命の意味を考える会

日 時:2018年 3月24日(土) 13:455~16:30 (受付13:20~)

会 場:東京都大田区 ライフコミュニティ西馬込
     太田区西馬込二丁目20-1 (TEL 03-3778-2581)

対 象:誰でも参加できます(小学生以下は大人同伴)

参加費 : 1,000円 (学生500円、小学生以下は無料) 

申 込 : KIDS NOW JAPAN東京支部 
      TEL 090-5634-6350  Mail:kids-now-japan-tokyo@docomo.ne.jp
    ※学生の方は、学年をお知らせください。 例) 高校2年

ちらしPDF

「みんなで防災~あの日を語ろう、未来を語ろう(2017.12.17東京大田区ライフコミュニティ西馬込)」レポート

90席の定員を大きく上回る約130名、今回も様々な立場の方々が参加しました。

石巻市の大川小学校では東日本大震災で多くの犠牲を出しました。今回はそのとき校庭にいて助かった児童の一人、只野哲也さんに当時の様子を語ってもらいました。
当時、5年生だった彼は高校三年生になりました。


前半は、ビデオや図での経緯説明の後、女川さいがいFMのパーソナリティーだった山本さんが、自身の被災体験とも重ねながら只野くんの話を引き出してくれました。
毎日新聞より
河北新報より
あの日の地震、警報、校庭での様子、移動中のこと、家が破壊される土煙、津波に飲まれ気を失ったこと、その時見た夢のこと、山で過ごした寒い夜…。

3月まで机を並べていた友達の多くがいなくなって迎えた新学期。間借校舎で、しかも、校長先生以外、全員知らない先生方、大川小への周りの視線・・・。違う学校に来たみたいだったと。
でも、最上級生としてしっかりしなくちゃと考えたこと。先生方もどんなに大変だったろう。

校舎を保存するか、解体するか、議論が進まない中、校舎を遺してほしいと声を上げたこと、それをきっかけに先輩たちが加わり、チーム大川として発信してきたこと。
それを「否定しない」「強制しない」「ていねいに向き合う」スタンスで支えてくれたNPOここねっとの先生方への感謝。
2016年3月、保存の決定。

主将を務め、柔道一直線の高校生活。
進路も決まり、先日は現地での語り部にも参加するようになった。
そして今日、東京でマイクを持って話している。

彼の言葉一つ一つに会場は息を飲みました。

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後半は会場との質疑応答。

大川小はどんなところかと聞かれて「四季が感じられる学校」と答えました。
一輪車に乗ったり、サッカーで走り回ったり、田植え、牡蠣むき、マラソン大会…、豊かな自然と温かい地域の人に囲まれ、繰り広げられた学校生活を覚えていたいと語りました。

大川小学校のことについては、学校管理下で多くの子どもの命が失われたこと、あの日の巨大な津波、その後の事後対応の問題点がクローズアップされがちですが、今回、彼が強調したのは、日々のかけがえのなさだったように思います。

大切なものがある、だから守らなければならないのです。

そして、被災体験はもちろんですが、彼が一番伝えたかったことは、「自分も、後輩たちも大川に生まれ育ったことを誇りに思い、胸を張って生きていけるような未来にしたい」という想いです。それを伝えるため彼は今回の東京行きを決めました。その想いは伝わったでしょうか。

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メディアについて

彼は、小学生のときから、多くの新聞、テレビの取材を受け、事実を語ってきました。
必要なことだと考えたからです。今もそれは変わりません。
そのことで、周りから心配されたり、否定的な声も聞こえてきたりすることもあり、辛いときもあったと言います。

一方で、報道関係者は「話を聞いてくれた存在として感謝している」という気持ちも語ってくれました。
今回も、小学時代から彼と関わってきたメディアの皆さんが(取材抜きで?)たくさん駆けつけてくれました。

私は、3.11を伝えることはメディアと当事者の共同作業でもあると思っていますが、彼を見ていてその想いを一層強くしました。

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最後に「避難訓練をしっかりやってほしい」と一言。

同じ言葉でも言う人によってこんなに違うのかと思いました。誰もが肝に銘じる説得力があります。
望んで今の立場になったわけではないとも彼は言いますが、彼の果たすべき役割がこの一言に集約されているように感じました。

また、今回は、大川小についての作文を書き、コンクールで入選したり、新聞に掲載されたりした小学生が二人参加し、インタビューにも答えてくれました。
学校の先生方の参加も多く、頼もしく感じました。次世代への継続、発展のためにこれからも連携を模索していきたいと考えています。

次回の「みんなで防災」は2018年3月24日㈯、同じ会場で開催します。
詳細が決まり次第お知らせします。どうぞよろしくお願いいたします。

みんなで防災「あの日を語ろう 未来を語ろう」開催のお知らせ

東日本大震災で大きな犠牲を出した宮城県石巻市の大川小学校。
現在も、国内外から訪れる人が後を絶ちません。
私たちは、あの出来事に、あの命に、未来につながる意味づけをしなければなりません。

今回の「みんなで防災」は、大川小学校の卒業生只野哲也さんが参加します。あの日、小学5年生だった彼は高校3年生です。

あの日のこと、6年9カ月のこと、故郷、家族、友達、未来のこと。
一緒に語り、考えましょう。皆様の参加をお待ちしています。 

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2017年 12月17日(日) 14:00~16:30 (受付13:30~)

会 場  東京都大田区 ライフコミュニティ西馬込
     太田区西馬込二丁目20-1 (TEL 03-3778-2581)

対 象  誰でも参加できます(小学生以下は大人同伴)

参加費 1,000円(学生500円、小学生以下は無料) 

申 込  KIDS NOW JAPAN東京支部 
TEL 090-5634-6350  Mail:kids-now-japan-tokyo@docomo.ne.jp
   ※学生の方は、学年をお知らせください。 例) 高校2年