平成29年8月26日㈯ 「みんなで防災」レポート

8月26日、東京大田区を会場に「みんなで防災~1000年後の命を守る~」宮城・女川からのレポート&ディスカッションを開催しました。
当日の写真、当時の記事等

あの日をどう受けとめ、未来に何を遺し、伝えていくかは、被災した、しないに関わらず、また、大人にとっても、子どもにとっても、大事なテーマです。全国各地から80名以上の方に参加いただきました

震災の年に中学校に入学した彼らの6年間の歩み、そして、現在の姿からは学ぶものが多くありました。参加者の皆様もそれぞれの立場で、想いを新たにされたようです。
また、中学時代から彼らを見守り、支えてきた新聞記者の方やNPOのスタッフも駆けつけてくださいました。
毎日新聞の記事より
次回の「みんなで防災」は10月22日です。よろしくお願いいたします!

・・・・・・・・・・・・・・・

参加された皆様から寄せられたメッセージ・感想を抜粋して紹介します。

◆生徒さん達がなぜ「女川のいのちの石碑」をたてる活動をしているのか、その経緯と活動内容をじかに聞いて本当に感動しました。

◆辛い震災の経験を思い出し碑文に刻む俳句にまとめるのも、簡単な作業ではなかったと思います。
その生徒達の思いが形になり夢が実現するように、励まし、教え導き、実現に向けて尽力されて来た先生方もまた、教育者として大人として素晴らしい方々だと思いました。
さらに感動したのは、全国探してもその方だけかもしれないという石材店の方とのお話です。
女川に21基いのちの石碑をたてたいという生徒達の意気に感じた石材店の方が、
「石は寄付する(一基あたり200万円相当)が、工事費は全部で1,000万円かかるが、その費用はどうする?」
と言われ、夢や思いを形にするにはお金がかかるという現実の壁にぶち当たりながらも、みんな諦めずにその実現に向けてみんなで知恵を出し合って取り組んで来たという話に胸を打たれました。

◆「1000年先の人達の命をも守りたい」
それは、あの時に戻ってでも助けたい人たちへの思いも重なり、生き残った自分たちの使命だと思う子ども達の純粋で真摯な気持ちの結晶なのだと思いました。

◆石材店の方に、なぜ一基ごとに担当者が変わるのか理由を聞いたところ、
「石に刻んで磨いて立てるのは石屋の仕事。いのちの石碑を立てる作業をする事で、従業員に石屋の本当の仕事を学んで欲しいから。」
とおっしゃった話に感銘を受けました。
プロの仕事とはまさにこういう職人意識が大切なのだと思いました。
たとえ相手が子どもだとしても、クライアントの思いを形にする。自分の仕事が今後の災害の防災減災に役立ち、1000年後の人達の命を救う貴重な資料として遺る。
人間の命は短いが、石はこの先何千年も残る。
女川の地に何があったのか、その画像も映像も残らないことが起きたとしても、石は残る。そこに刻まれた生徒達の思いも…。
そしてそれに協力することを自分の仕事として認識し、若い従業員に学ばせる。その石材店さんとのやりとりから、生徒達は、仕事をするということはどういうことかを学ぶことができる。まさに本当の意味でのキャリア教育だと思います。
また、その生徒達の行動や活動は、地元の大人達を勇気付け元気付けるだけでなく、賛同し応援してくれる人達が国内外に増えています。さらに活動資金も。
それに対する感謝と責任の重さもまた、生徒達をさらに成長させる大きな原動力になっていると思います。

◆帰り道、震災の時には赤ちゃんだったり震災後に生まれた小学生達向けに、防災カルタを作ろうと思っていると話してくれた生徒さんと話す機会がありました。
「きっとあなた方の思いは、1000年先の未来の子ども達にも石碑と共に残ると思うよ。あなた方の子どもや孫やひ孫達も子々孫々「この石碑をたててくれたのは自分のご先祖様なんだ、それも学生の時に!」と自慢に思うと思うよ。」と話しました。

◆さあ、私は被災地出身者として未被災地の子ども達に、これをどう伝え、想定されている東南海地震、南海トラフ地震にどう備えるか。とても貴重な体験と時間でした。
子ども達の命を守るのは私たち大人達の役割です。
子どもは国の宝です。
子ども達の未来を守るのは私たち大人の責任です。

◆有意義な時間をありがとうございました。 とても勉強になりました。 また、お子さんたちに、パワーをいただきました。

◆生徒達、先生方、石材屋さんの強い想いに感銘を受けました。
そこにどんな災害があり、その教訓を後世の人々に伝え、そこで犠牲になった人達を弔う石碑は、二度とこのような悲劇を繰り返してはならないという被災された人々の思いが込められた鎮魂の碑です。
日本各地に残る石碑に込められた教訓を、しっかり受け止め見直さなければと思いました。

◆女川中学校の卒業生が、1000年後の未来を守るために立ち上がり、活動を続けているといることに感銘しました。
「最初は、本当にできるのか不安だった。」という話を聞き、初めから、ストーリーが創られていたのではなく、生徒さんや先生方、地域の方々が、「いのち」を思い、「いのち」を守るために、手探り状態で、それでも、「大切ないのちを守るため」にやってきたことを知りました。

◆震災直後、阿部先生が、カーテンを開け、「女川が大変なことになった。これまで学んだことをどう生かせばいいか考えだけてみよう。」の呼びかけは、とてもお辛いものであったと思います。でも、そこから未来への一歩が始まったのですね。そして、今も続いている。同じグループでお話してくださったYさんの笑顔は、とても素敵でした。阿部先生や佐藤先生は、この子たちのこの笑顔を守ったのだと思っています。守ったというか、守り続け、寄り添い続けているからこそ、どうしようもない不安に陥っても、手を伸ばすことができるのだと思います。

◆力をいただきました。今、現場では、道徳の教科化に向けて、道徳の授業が検討されています。そんな中で、どうも、授業の形式ばかりにとらわれ、本当に大切なことが、どんどん抜け落ちていくように感じてなりません。だからこそ、昨日の女川中の卒業生の皆さんの活動は、何が大切なのか、何を伝えるべきなのかを示してくださいました。

◆防災という視点も大切ですが、今回伝えてくださったことは「いのちの尊さを伝える」大切な活動であり、「いのちの授業」そのものなのだと感じています。すばらしい活動の報告を聴かせていただきありがとうございました。私も、これを子供たちに語り続けていきたいです。授業として…。そして、女川にも足を運び、石碑を拝見したいです。これからもどうぞよろしくお願いします。 

◆昨日、震災当時小学6年生。中学に進学してから、二度とあの辛い思いをしないよう自分達に何ができるかと、様々な授業の中で取り組み、記録に残すために石碑作り、「命の教科書」を作った、この春高校を卒業した子ども達が、彼らを支え見守り続けている阿部先生と敏郎先生と一緒に女川からいらっしゃいました。

◆阿部先生の「女川の授業が始まります」でスタート。阿部先生は「彼らは私の先生です」と……。震災前は「やりたい事をやらせてあげられる教師ではなかった」と…。
震災がどれだけ大きなことだったのか…。

◆4つのグループに分かれディスカッションへ。
私のグループでは、石碑が実現するまでの過程とこの6年間の彼らの取り組みを伺うことができました。

◆中学では社会や国語の授業で、高校では月2回、卒業してからは半年に1回と仲間と集まることが自分達の居場所だったと。
彼らの声は様々な所に届き震災の翌年2012年7月には仙台で開催された世界防災会議にも発表された。

◆辛い経験を話せなくなる時に、そっと助け合う同級生達。彼らは子ども達のやりたいことを認めてくれたから実現できたと先生方との熱い信頼関係もどこよりも強く感じます。

◆彼らの伝えたい思いが、紙媒体から直接語る口媒体と、石屋さんの心まで動くことに。日本中、世界中の人が1000後の命を守るためにと、活動を続けられています。石碑は町内21ヵ所建てられる予定で現在16基。

◆防災は空気のように当たり前な事で負担になってはいけない!!大切さを伝えたい!!
知って欲しい!!肩の力を抜いて…。絶対風化させてはいけないからと、自分達の思いをしっかり私達に伝えてくれた彼らは18歳……。
子ども達を信じ、子ども達の心に寄り添った先生方との暖かい素敵な関係がありました。

◆「自分達が言った事をたまに思い出して下さい」と最後に彼らはまとめました。
彼らの活動はまだ続いています。
石碑だけではなく「命の教科書」も中学版から小学版も英語版も作りたいと!!
「愛すべき 未来のために 我が道を」
「我が道」が自分達にとってはこの活動なんです!!と。
彼らの一言、一言がそして先生方の思いもとてもとても心に響く素晴らしい時間でした。

◆私達ができるのは、やはり伝えて行くこと。皆、幸せでありたいから…
二度とあのような辛い思いをしてはいけないから…
風化してはいけないから…。
「命の教科書」も全国の学校へ図書館へ届く事を願います。
そして彼らの活動が必ず教訓になっていくのだと強く思います。
スタッフの皆さん、いつも本当に素晴らしい企画をありがとうございます。
また現地で石碑の前にも立ちたいと思います…。
・・・・・・・・・・・
※次回10月22日の講師長田さんも参加してくださいました。こちらのブログもご覧ください。
いのちの石碑プロジェクト
21268694_1194820140661392_932948014_n

平成29年8月19日(土) 千年希望の丘育樹ボランティア

千年希望の丘育樹作業ボランティア。
今回は雨の中の作業になりました。
京都から、いつもお世話になっている「ゆるボラ」さん 21人、
仙台の仲良し大学生 4人、東京からの個人参加 1人、キッズナウメンバー 5人、
計31人の参加でした。
雷が鳴って一時中断しましたが、終了後は丘の見学と交流館でDVD視聴し、解散しました。
ほんとうにお疲れ様でした!

次回は9月9日(土)です。8:30集合となります。
皆様の参加をお待ちしています!

2作業中雨 5集合写真 6交流館

平成29年8月19日㈯ 育樹ボランティア参加募集

KIDS NOW JAPANでは、毎年6~10月に、岩沼千年希望の丘の育樹、植樹を行っています。
植樹した苗木は、小さい間(2,3年)は草取りなどの手入れが必要です。2,3年の間雑草に負けずに育てば、あとは自然に生長していきます。そして、豊かでたくましい森になり、何百年も何千年も命を守ります。
多くの皆様の参加をお待ちしています。
日 時  平成29年 8月19日 (土)
  8:30~11:30 ※雨天決行、荒天中止
集合場所  岩沼千年希望の丘第1号丘付近 宮城県岩沼市下野郷浜
※今年ではなく2年前に植樹した場所です。
会場地図
作業内容 草取り、植樹、環境整備
持ち物  手袋、タオル、飲み物、帽子、
汚れてもいい服装、運動靴
◆ 参加は無料です。
◆ スコップ、移植ベラ等あればご持参ください。(なければ必要はありません)
◆ 学生で希望する方は「ボランティア活動証明書」を発行します。
◆ 申込みはKIDS NOW JAPAN事務所までお願いします。kidsnow.2012@gmail.com
◆ ボランティア保険に加入していない方はこちらでかけます(30円)。住所と電話番号を記入してください。
◆ KIDS NOW JAPANでは随時ボランティアを受け入れています。ご相談ください。
9月は9月9日(土)8:30からの予定です。
P1010753 (002)

平成29年7月15日(土) 千年希望の丘 育樹ボランティア

KIDS NOW JAPANでは6~10月の第3土曜日に育樹活動を行っています。
3,4年前に植樹した苗たちは、小さな森になっています。ここまで育てば育樹作業は必要ありません。
でも、雑草に負けてしまう1,2年間は、草取り等の手入れが必要です。

今回は10名の参加で、千年希望の丘の育樹活動(草取り)を行いました。
日差しは強かったのですが、時折吹く風が大変心地よく、作業ははかどりました。
また、先月植樹させていただいた皇居のどんぐりの苗は順調に育っていて、ホッとしました(^^)

次回は8月19日です。皆様のご参加をお待ちしております。

19911687_1158771094266297_843377020_o

20107207_1158771084266298_2097424608_o

P1010753 (002)

みんなで防災「1000年後の命を守る」開催のお知らせ

九州豪雨で被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。

豪雨、地震、台風などによる被害が、毎月のように報告されています。
今や、それは地球上どこにいても変わりはありません。

どこでも、いつでも、誰でもが、必ず来る「想定外」に備えなければなりません。

KIDS NOW JAPANの今回の企画は、宮城県女川中学校の卒業生によるレポートとディスカッション「1000年後の命を守る」です。

東日本大震災から6年4ヵ月が過ぎました。
私たちはあの出来事を、あの想いを、あの命を、どれだけ未来につないでいるでしょうか?

震災の年の4月、彼らは中学校に入学しました。
ガレキに埋もれた故郷を前に、自分たちに何ができるか考え、話し合い、
活動を始めました。
「1000年後の命を守る」を合言葉に、津波対策を練り上げ、石碑を建て、命の教科書を作り、その活動は今もどんどん広がっています。

この春、高校を卒業したメンバーと、彼らの活動をずっと見守ってきた阿部先生をお迎えします。
彼らの6年間の歩みを振り返りながら、どうやって未来の命を守るのか、
一緒に考えましょう。
彼らが紹介されている動画です
・・・・・・・・・・・・・・・・・・

日 時  2017年 8月26日(土)13:30~16:00 (受付13:15~)

会 場  東京都大田区消費者センター 2F 大集会室 大田区蒲田5-13-26-101 (JR蒲田駅東口徒歩5分)

対 象  誰でも参加できます。(小学生以下は大人同伴)

参加費  1,000円 (学生500円、中学生以下無料)

申 込  KIDS NOW JAPAN東京支部まで 
TEL 090-5634-6350  Mail:kids-now-japan-tokyo@docomo.ne.jp
名前、連絡先(電話かメルアド)、学生は学年をお知らせください。

主催  NPO法人 KIDS NOW JAPAN
協力  一般社団法人 スマート・サバイバー・プロジェクト  HPはこちら

20170826  PDFはこちらです